| アンティークホーローの歴史 |
ブレッド缶
基本的には焼きあがった山型のイギリスパンを入れるためのものですが、パンの材料を入れる場合もあります。パン屋さんがブレッド類をネズミから守るために木製の箱を天井から吊り下げていたものがブレッド缶の原型だそう。19世紀にはそれが蓋付の陶器に変わって、取っ手の下に鮮度を保つための通気穴がつけられました。20世紀になって、ようやくホーロー素材が登場。1950年代以降は通気穴はなくなったので、以前のような保存効果は期待できませんが、現在でもイギリスではパンの保存容器として使われています。
|
 |
キャニスター
お茶、コーヒーをはじめドライフルーツ、豆やシリアルなどの乾物類を貯蔵するためのもの。イギリスでは紅茶の輸出がはじまった19世紀頃から使用されたようです。何個かセットになっているものと単品のものがあります。セットの場合、イギリス制はほとんど同サイズ。フランス製は入れ子式に6個セットが基本です。
|
 |
フラワー缶
19世紀中ごろから、食品貯蔵庫などで小麦粉を入れるための容器として使われ始めました。当時は大家族の形態が一般的だったので、主食に使う材料の大量貯蔵が必要だったようです。その点冷たいホーローは湿気が少なく虫がつきにくいので、粉類の保存には最適。重い粉を入れるのでサイドに取っ手がついています。
|
 |
ケトル
お湯を沸かす道具。イギリスをはじめとすヨーロッパでは昔暖炉のある生活をしていたので、小さめの胴長が主流。アメリカは薪ストーブを利用していたので、ポッテリと大きなデザインが特徴。
|
 |
コーヒーポット
コーヒーを入れるためのポットはケトルとは別扱いされていす。2段式のコーヒーポットは上段がフィルターになっていて、小さな穴がいくつもあいています。ケトルでお湯を沸かして、フィルター付のポットでコーヒーを入れ、冷めたら火にかけて温め直すことができるので、かなり機能的なデザインといえます。フィルター用の蓋はポットにも兼用できるので、現代は下のポットだけお湯を沸かすように使う人が多いようです。
|
 |
コランダー
主に野菜の水切りに使用。古代エジプトでも使われていてらしく、その頃からデザインはあまり変わっていないそう。ホーロー素材は1900年代から。底に3本の足がついているものが一般的。
|
 |
鍋
2層式になっているものは1930年代のもの、下の鍋にお湯を入れて、上の鍋にソースなどを入れて温める、いわゆる湯煎鍋です。上の鍋に穴があいているものはスチーマーとして利用。普通の鍋はソース用、スープ用、シチュー用など使用目的によってサイズが違ってきます。 |
 |